不安やイライラ、不眠といった精神症状、疲労感や筋力低下、性機能低下といった身体症状を引き起こす男性更年期障害。男性更年期障害の発症には、テストステロン(男性ホルモン)の減少が大きく関係しています。
そのため、男性更年期障害の治療では、ホルモン治療としてホルモン補充療法のART(androgen replacement therapy)が行われています。ホルモン治療(ART)には、経口剤、注射剤、皮膚吸収剤があり、国内では注射剤であれば保険が適応されます。
ホルモン治療(ART)を受けると、筋肉量、筋力、性欲、健康感が改善されるため、男性更年期障害の症状改善に効果があるといえます。しかし、ホルモン治療(ART)にはいくつかの注意点があります。
ここでは、注意点について詳しくご紹介します。